ぼくのJ2ライフ

気づけばJ1よりもJ2の観戦歴の方が長くなってしまったジェフサポのブログ。 コンセプトは「常に前向きに、ユーモアを忘れずに」

サポーター

ジェフの応援は日常のストレス発散には向かないので、ストレスフリーなお金持ちに沢山ジェフサポになっていただきたいと思った件

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6位・京都とのプレーオフ最後の椅子をかけた直接対決に0対3で敗北し、プレーオフへの出場、そして今年のJ1昇格がかなり厳しい状況になってしまった我らがジェフ。そのフラストレーションからか、ご存知の通り、試合後、一部のゴール裏にいる人達と選手の間でいざこざがありました。

ジェフが迅速に「お詫び」と題したリリースを出したこともあり、一部の選手がファンに対して不適切な発言をしたとだけ報道する記事も出ていますが、スカパーの映像や、現地のサポーターが撮影された写真、その後の選手のツイートなどを見る限り、以下のような流れだったように見えます。

選手がゴール裏のサポーターに(少し離れたところから)試合終了後の挨拶
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ゴール裏の一部の人から罵声が飛ぶ
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それを聞いた岡本が思わず反応し、近寄る
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近藤と勇人はそれを止めに行くが、岡本とゴール裏の人たちとの間で何やら白熱したやりとりが始まる(この間に、最初のトラメガが落とされる&1人がフィールドに飛び降りるような素振りを見せる)
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試合終了時にはかけていなかったサングラスをなぜか着用した田中が見守る
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近藤は岡本をサポーターの方から引き離すが、突如振り返って自分がスタンドの方に向かっていき、サポーターに対して激しいジェスチャーを見せる(身振りから、降りてこいよと言っているように見える)
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その場に立ち尽くす田中
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スタッフに制止される近藤の足元に2つ目のトラメガが投げられ、さらにヒートアップ
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岡本と若狭が近藤を抑えて下がらせようとした時、太鼓のバチが投げ込まれ、岡本のセービングも及ばず、若狭の背中付近に当たる
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比嘉さんがバチを拾う
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岡本が再び激昂、近藤も怒り収まらず、トラメガを手に持った勇人が場を収めようとするも、醜い言い争いが続く(この間、さらにタオルのような物が投げ込まれる)



この様子はスカパーでも放送されていて、解説の幸谷秀巳さんは、サポーターの気持ちを推し量ってか、以下のような発言をされていました。

「ここに来られる人たちは学生もいますし働いている人もいますけど、一週間結構ストレスが溜まって色々なことをやってここに来ているわけですよね。ホームのチームをやっぱり応援しに来ているわけですから、ホームのチームが一生懸命見せてくれれば、負けても納得できるけど、それが見えていないというのがサポーターの声なんじゃないでしょうかね。プロのサッカーはやっぱりサポーター、ホームは確実にサポーターのためにやるサッカーなので、一週間のストレスをここで発散させて喜びに変えるのがプロサッカーとしての基盤だと思うので、そこがこういう形にはなったんだと思いますけど。」


ツイッターを見ていると、この発言に共感を覚えた方もいらっしゃるようですが、僕はかなり違和感を覚えました。

毎週しっかり仕事や家族サービスをこなして、なんとか週末にジェフの試合を見に行けるように頑張っているのは事実ですが、それは自分がジェフの試合を見たいからそうしているのであって、決して日常のストレスを発散しようと思ってジェフの試合を見ているわけではないですよ。むしろ、ジェフの試合を見ること(特にこんなゴタゴタがあったとき!)が最大のストレスなので、家庭や仕事にそれを持ち込まないようにすることの方が難しかったりします。

スタジアムに行ってジェフの応援をすること自体が楽しい行為なので、勝った時だけ楽しいわけではありません。また、J2とは言え、ジェフもそれなりにお金があって選手層が厚いクラブですから、頑張っていない選手が試合に出続けたり、現役を続けたりすることはできないことも知っています。サポーター受けするプレーばかりする選手が、本当に頑張っている選手であるとも限りません。

オシム監督が退任した2006年夏以降、ジェフの成績は綺麗に右肩下がりで、シーズン当初に掲げたチームの目標が達成された試しはありません。正直、日頃のストレスを発散したい人には、全く向かない趣味であると思います。むしろ、仕事もプライベートも順風満帆、何か生活に張り合いが欲しいなあと思っているくらいの人こそジェフサポーターに向いているかもしれません。お金もたくさん落としてくれそうですし。

サポーターは移籍できないなんて言いますが、逆に、クラブもサポーターを選べないと嘆いているかもしれません。でも、実はクラブはサポーターを選べなくても、スタジアムへの入場者はある程度制限できます。入場料をプレミアリーグみたいに高くすれば良いのです。動員は減るでしょうが、客単価の上昇分でその減少をカバーできれば問題はありません。前田社長、レボリューションの第2弾として、どうでしょう?

と冗談はこのくらいにして、真面目な話、ストレスを抱えすぎている人はジェフから一度離れてみた方が良いと思いますよ。幸谷さんの言う通り、もし仕事や家庭がうまくいっておらず、毎試合応援に行っているジェフも結果を出せなくて辛いのだとしても、それを周りや、ましてや選手にぶつけるべきではありません。毎試合応援することは義務ではありませんし、今日は辛いなと思ったら休むことはできるはずです。また、周囲にあまりにストレスを抱えすぎて様子がおかしい人がいたら、何か大きな問題をしでかす前に、周りが強制的に休ませるべきです。しばらくして、ジェフが調子良くなってから戻ってきても、別に誰も何も言いませんよ。

安心してください、あなたがいなくてもジェフの試合は成立しますよ!

ヴェルディが選手になれる商品を売るなら、ジェフは監督になれる商品を売れば良いと思う件

「その手があったか!」

東京ヴェルディが「選手になれる商品」を販売すると聞いた瞬間、きっと各クラブの担当者は「してやられた」と思ったに違いありません。51番から100番までの間で好きな番号を自分の番号として登録できるなどの12大特典がついて、値段はなんと25万円!(ファンクラブ会員は約20万円。)

発表当日、僕はツイッターで「誰が買うんだよという気もするけど、物好きが10人買えばそれだけで250万だもんな」と呟きましたが、こちらの記事によると、なんと初日だけですでに10件近くの物好き申し込みがあった模様。

うまく全ての番号が売れれば、最大で1,250万円の売上げ。平均的なJリーグのクラブには、決して無視のできない金額です。同じ売上げを上げようと思ったら、レプリカユニフォームを何枚売らなければいけないのか。しかも、この商品の素晴らしいところは、原価がほとんどかからないということです。

当然、他のクラブも追随したいところでしょうが、全く同じ商品を販売すると、どうしても二番煎じでカッコ悪いイメージになってしまいますし、最初ほど話題にもなりません。したがって、ここは何かプラスアルファが求められるところ。

翻って、我らがジェフ。

ジェフのサポーターであれば、誰もが一度は監督について、「戦術にバリエーションがない」「守備組織を構築できない」「攻撃が選手の個人技任せ」「選手交代が下手」「若手にチャンスを与えない」「外国人を使うのが下手」「試合内容がつまらない」などと文句を言い、「誰がやっても一緒」「自分がやった方がマシ」などと思ったことがあるのではないでしょうか?

そんなあなたのための商品を考えてみました!

サポーターがジェフの監督になれる!?
「JFK(JEFをFukuariでKantokuしよう!)」(仮称)


●18大特典
1)指定するリーグ戦(ホーム)の1試合において、監督を疑似体験することができます。
・希望する試合が他の方と重複した場合には抽選とさせていただきます。

2)試合時に着用するスーツまたはトレーニングウェアを進呈!
・ご希望の監督スタイルにより、オフィシャルサプライヤーであるユザワヤ商事株式会社さまのオフィシャルスーツか、オフィシャルパートナーである株式会社フェニックスさまが運営するKappaのトレーニングウェアをお選び頂けます。
・襟の立ったジャケット、赤い帽子など、上記以外の特殊な衣装をご希望の場合は、ご自身でご準備ください。

3)オフィシャルイヤーブックにお名前を掲載!

4)契約書調印式を実施!
・新体制発表時にクラブハウスにて契約書に調印頂きます。

5)新監督就任会見を実施!
・新体制発表終了後に監督同様に会見及び写真撮影を実施いたします。
・「人もボールも動くサッカー」「運動量で相手を圧倒するサッカー」「2点とられても3点とるサッカー」など、理想のサッカー観を思う存分アピールしてください。

6)新監督就任会見時の写真をパネルに入れて進呈!

7)サポーターズフェスタにて監督紹介を実施!

8)HP上で監督と同様に写真・プロフィールを掲出!
・監督と同デザインの特別ページにて掲載いたします。
・写真の掲載は任意となります。

9)練習場での練習指導体験ができる!
・ユナイテッドパークでトップチームの練習指導を疑似体験していただきます。

10)練習前に青空ミーティングを実施できる!
・練習前に全選手を集めて青空ミーティングを実施し、最近の試合内容について選手から意見を聞いたり、プロとしての心構えなどを説くことができます。

11)練習後に好きな選手と個人面談ができる!
・お好きな選手1名と個人面談を行い、プレー内容やメンタルに対するダメ出しなどを行うことができます。(鉄拳制裁、背中を踏みつける等の暴行はご遠慮ください。)

12)2016ホーム戦の試合前にビジョンで監督紹介を実施!
・イメージです。
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13)クラブハウスからスタジアム入りまでの疑似体験を実施!
・クラブハウスからスタジアムへのバス移動、ロッカールーム見学及びスタジアム入場を予定。

14)スタメン及びベンチ入りの選手を選び、さらに試合中に3人まで好きな選手を交代できる!
・JFA公認S級ライセンスをお持ちの方に限ります。

15)実際にジェフのベンチに入り、指揮をとれる!
・当然ながら、JFA公認S級ライセンスをお持ちの方に限ります。

16)試合後の監督記者会見ができる!
・敗戦時など、何を話して良いか分からない場合に備えて、「サポーターがたくさん来てくれたことに感謝しています」「チャンスはうちの方が多く作れていたと思います」「熊本さんも勝つサッカーをするんだったら、ああいうゲームだけではダメじゃないかとは思いますけど 」などのテンプレートを事前にお渡しいたします。

17)試合終了後から退場までの疑似体験を実施!
・スタジアム退場、スタジアムからクラブハウスへのバス移動を予定。
・試合内容によっては、サポーターによる「説教」や「バス囲み」などもご体験いただけます。

18)監督の宿命である「あの瞬間」を疑似体験できる!
・クラブハウスに戻った後は、幣クラブの社長またはテクニカルダイレクターと個別で会談していただきます。その場で、あなたには「ある事実」が通告されます。イビチャ・オシム監督後のすべてのジェフの監督が避けて通れなかった「あの瞬間」を疑似体験していただけます。

以上!

ヴェルディの商品よりも特典が6つも多いので、35万円でどうだ!さあ、買った買った!

ジェフの選手OBや、プロの監督のお申し込みも大歓迎です!

I Loveプレーオフ!! プレーオフがジェフにとって最高の制度である理由

天皇杯で連勝して勢いに乗るかと思われたものの、リーグが再開してからは1勝1分2敗と調子の出ないジェフ。前節の大宮戦も敗れ、自動昇格はもう絶望的、プレーオフ圏内からは勝ち点2差の8位に位置しています。

春先に大宮と対戦したときもそうだったのですが、首都圏内の割とビッグクラブ同士(両方とも「じゃない方」ですが。)の対戦だからか、サッカー記者さんがいつもより多く来場されるようで、試合後にはたくさんの記事が出ました。

全て紹介することはできないのですが、ここで取り上げたいのは、イギリス人ライターのショーン・キャロルさんと本田健介さん(サッカーダイジェスト)の記事。特に気になったフレーズをそれぞれ引用すると、「恐らく、サポーターは完全にプレーオフがなくなることを願っているだろう。そして、もし今年もまた3から6位で終わったならば、彼らを茫然自失の状態へ陥れることを意味するだろう。」「ここ3年、敗退を繰り返しているプレーオフは千葉にとって言わば鬼門であり、勢いでは突破できないのは分かっている。」

これらを読んで「うーん、自分の感覚とは違うなー」と思ったわけですが、たしかに、周りのサポーターを見渡してみると「今年も(良くても)プレーオフかよ…」という雰囲気が一部に流れているような気がします。でも、考えてみればみるほど、プレーオフって今のジェフにとって最高の制度だと思うんですよね。というわけで、プレーオフが最高であると思う理由について、説明していこうと思います。

● 弱くても勝てます!

やっぱり一番はこれ。

ショーンさんは「恐らく、サポーターは完全にプレーオフがなくなることを願っているだろう」なんて書いていますが、仮にプレーオフがなかったら、2012年も2013年も当然昇格できていませんし、2013年にいたっては、最終節を待たずして残留が決定しています。唯一、去年(2014年)はジェフは3位でしたが、もうプレーオフ導入3年目でしたし、いまさら「プレーオフがなければ自動昇格だったのに」なんて言っている人はいなかったのではないでしょうか。むしろ、ジェフがこれだけ毎年「昇格まであと一歩」感が出せているのは、プレーオフがあるおかげです。毎年、自動昇格圏に入れないジェフにとっては、プレーオフが最後の希望、可能性なのです。

シーズン中どんなにグダグダでも、最終的に6位以内にさえ入ればチャンスはある!なんて素晴らしい制度だろうか!

● ぶっちゃけ、最後は運!

それでは、「プレーオフは千葉にとって言わば鬼門」、これはどうでしょう。僕の答えは、イエスでありノーです。どういうことかと言うと、ジェフはプレーオフがどちらかといえば苦手、これは間違いない。でも、じゃあどうせ今年もプレーオフでは昇格できないかというと、全然そんなことはないと思うんです。過去のプレーオフ進出チームを見ても、プレーオフに出場する3位から6位のチームは、シーズン中の勝ち点も僅差で、実力に大した差はありません。結局、最後は運で勝敗が決まっている部分が大きいと思います。

誤解がないように言っておくと、僕は、過去のプレーオフでジェフが昇格できなかったのは運がなかったからだ、と言っているわけではありません。それは、やっぱり実力が足りなかったからだと思います。でも、じゃあ昇格したチームには物凄い実力があったかというと、そんなことはありません。所詮、2位以内に入れなかったチーム同士の戦いなので、そんなにずば抜けて強いチームはなくて、ワンプレーの微妙な判定や、試合終了間際の神がかったプレーによって勝敗が決まったりしているわけです。その意味で、最後はやっぱり運に左右される部分が大きくて、ジェフにだって運が回ってこない理由はありません。

つまり、プレーオフに出場し続けてさえいれば、いつかは必ず昇格できると思うんです。2ちゃんねるのAAで、連敗中のチームの火のついた爆弾を、対戦相手が順番に回しているやつがありますが、あれは、連敗中のチームもさすがにどこかでは勝つだろうから、爆弾に見立てているわけですね。プレーオフだって同じで、ジェフだけがいつまでも昇格できないなんてことはないので、出続けてさえいれば、いつかは昇格できるんです。それが今年かは分かりませんが。

● 「自動昇格が目標だったのに…」?

ここまで読んでいただいて、「いや、今年のジェフはこれまでの苦い記憶を踏まえて、自動昇格を目標にしてやってきたはずだ。それなのに今年もプレーオフ争いをしていること自体が情けない」という意見があるかもしれません。

でも、自動昇格を目標にすれば達成できるのであれば、とっくに昇格しているはずです。僕の知る限り、2012年も、2013年も、2014年も、最初は自動昇格を目指していたはずです。もちろん、ジェフが毎年自動昇格を目指すことは当然だと思いますし、それが結果的に達成できなかったのは残念ですが、だからといって、自動昇格の可能性が事実上なくなったことによって応援する気を失ってしまうのは馬鹿らしいというか、全然そんな必要はないと思うわけです。

ジェフ以外のチームに目を広げて考えてみれば、プレーオフの連続出場を維持することだけでも凄いことです。J2のレベルは年々間違いなく上がっていますし、各クラブがそれぞれ知恵を絞って順位を上げようと努力しています。また、昇格に失敗したら主力を引き抜かれるのが、この世界の定めでもあります。毎年プレーオフ圏内を維持することの難しさは、過去に一緒にプレーオフに出場した京都や、大分、横浜FCの現状を見れば良く分かります。勝負の世界で同じ場所に居続けるためには、休まず常に動き続いていなければならず、それで初めて同じ順位がキープできるのです。4年連続プレーオフ出場なんて、達成すればもちろん史上初です。それはプレーオフで敗退し続けているからでもありますが、そのポジションを維持するためのクラブの努力はもっと認められても良いのではないかと思います(とか言って、今年プレーオフを逃したら問題ですが。)。

● 「プレーオフで昇格してもどうせ1年で逆戻りでしょ?」

この意見も結構あるんじゃないかと思います。僕も最近までそう思っていました。でも、どうせ1年で逆戻りだろうと、1度昇格を果たすことに意味があるという風に考えるようになりました。

このチームに一番足りないのは、「成功体験」です。一昨年のガンバ戦とか、ところどころで大きい勝利を挙げたりはしていますが、チームとして、1シーズンを終わった後に目標を達成したという経験が、少なくとも2008年の奇跡の残留以降はない。これが今のジェフの何よりの問題だと思います。

この流れを変えるためには、どんな形でも良いから、昇格を達成するしかない。昇格したところで待っているのは更なる地獄で、J1で戦意喪失するほどボコボコにされるかもしれませんが、いつまでも成功体験がないまま年数を重ねるよりはマシだと思います。

それに、実際問題として、昇格するならプレーオフしかないんです。このままJ2に居続けて、ある年突然J1でも戦えるチームにジェフが変貌して、自動昇格を勝ち取れるなら話は別ですが(一部の人はまだこういう風に考えているような節もありますが。)、J2に居続ければ、年々予算は減って、良い選手や監督は獲得できなくなって、入場者数が減って、予算がまた減って、のマイナスのスパイラルにならざるを得ません。ジェフは今のところ何とか踏みとどまっていますが、いつ限界が来るか分からない。それが嫌であれば、プレーオフでも何でもしがみついて、上のカテゴリーに上がって売上げを増やすしかないんです。

● 今年のポストシーズンの主役になるのは俺たちだ!

最後に、ジェフが今年のポストシーズンの主役になる可能性について。

今年から、J1では2ステージ制復活に伴い、チャンピオンシップが開催されます。日程はちょうど、プレーオフ準決勝の前日にチャンピオンシップ準決勝が開催され、プレーオフ決勝の前日とその前の水曜日にチャンピオンシップ決勝が開催されます。

想像してみてください。現時点でJ1の年間勝点1位がどこになるかは分かりませんが、そこが決勝で負けたとします。優勝したチームは当然嬉しいですが、なんとなく年間勝点1位のチームが優勝できなかったという気持ち悪さが残ります。逆に、年間勝点1位のチームが勝った場合には、気持ち悪い結果にならなくて良かったという安堵感は漂うものの、今度は「そもそも何のためにトーナメントをしたんだっけ?」という感が拭えません。

その翌日、J1昇格プレーオフ決勝が開催されます。第1戦と第2戦があるチャンピオンシップと比べ、90分で全てが決まるという分かりやすさ。負けたチームには、年間勝点1位やステージ優勝といった見栄えの良い肩書きは何も残らず、負けた監督・選手はクビも覚悟しなければならないという残酷さ。そして、その舞台に「4度目の正直」をかけて立つジェフの選手たち。もし勝てば、これ以上のドラマは今年のJリーグにはありません。万が一負けたって、また挑戦すれば良いんです。

今年も行くぞ、プレーオフ!今年のポストシーズンの主役になるのは俺たちジェフだ!

テンションを上げるため、ジェフが昇格を達成した場合のイメージ画像です!

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今年のジェフの強さは「本物」か?

開幕7試合を終えて、無敗(5勝2分)で首位に立った今年のジェフ。あまりに好調すぎて逆に怖いような気もしますが、早くも周囲は「本物の強さ」(エルゴラ)、「今季こそ、(昇格行きの電車に)うまく『乗れそう』」(北條さん)、「昇格の可能性はかなり高い」(西部さん)などと騒がしくなってきています。

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たしかに今年のジェフは強い

では、今年のジェフの強さは「本物」なのでしょうか?

その答えは、当たり前すぎてつまりませんが、「何をもって『本物』というかによる」です。現時点での強さという意味では、僕も今年のチームは間違いなく強いと思っています。J2に落ちてから一番強いかもしれません。こう書くと、「油断するな」とか「評価するにはまだ早い」とかおっしゃる方もいると思いますが、このブログのコンセプトは「常に前向きに、ユーモアを忘れずに」ですので、ジェフの調子が良いときには全力で乗っかりたいと思います(笑)。

もちろん、無理矢理ポジっているわけではありません。過去にも時々あった「なぜか分からないけど連勝している時期」とは違い、今年のジェフは試合内容も悪くありません。7試合のうち、5試合で相手を完封していますし、7試合すべてで先制(したがって、無得点試合はゼロ)、試合途中で相手にリードを許したのもセレッソ大阪戦の2分間のみという、盤石の試合運びを見せています。

また、チームのスタイルも、以前までのようなポゼッション重視の「強者のサッカー」ではなく、かといってカウンター重視の「弱者のサッカー」でもなく、非常にバランスがとれているように感じます。だからこそ、セレッソ大阪、大宮といった強豪だけでなく、長崎や岡山、水戸といった曲者相手にも無敗をキープできているのでしょう。序盤の対戦相手に恵まれたわけでもないですし、これで「強くない」というのはさすがに謙遜しすぎのように思います。

今年の昇格の可能性は?

それでは、今年の昇格の可能性は高いのでしょうか?

この質問に対する僕の答えは、また面白くなくて申し訳ありませんが「分からない」です。というか、分かりようがないんです、ジェフは一度も昇格したことがないクラブですから。成功経験がないので、どのくらいの強さになったら昇格できるか全く見当がつかない。

しかし、逆に「何をしたら昇格できないか」は良く分かっていると思います。例えば、J2をナメたような発言をして対戦相手に火をつけたり、一人の規格外な選手を中心としたチーム作りをしたらその選手が怪我をしたり、昇格を決める大事な一戦を前に指揮官の退任と来季の監督人事がスポーツ新聞に漏れたり、などなど。これ以外にもいくらでも挙げられますが、悲しくなるので止めておきます。

J2版「アンナ・カレーニナの法則」

突然ですが、「アンナ・カレーニナの法則」(Anna Karenina principle)という言葉があります。成功するためには、いくつかの条件が同時に満たされなければならず、一つでも条件が欠けるとうまくいかないことをいい、トルストイの小説「アンナ・カレーニナ」の書出し(「幸福な家庭はすべて互いに似かよったものであり、不幸な家族はどこもその不幸の趣が異なっているものである。」)に由来しているそうです。

僕はJ2にも「アンナ・カレーニナの法則」が存在するのではないかと思っています。つまり、昇格するチームには何となく似た特徴がありますが、昇格に失敗するチームは様々です。それは、昇格に失敗する原因は無数にあり、それぞれ異なる理由で昇格に失敗しているからです。現に、ジェフも毎年同じ理由で昇格に失敗してきたわけではありません。これを最も良く分かっているのが、ジェフサポーターではないでしょうか。

何を言いたいのか良く分からなくなってきたと思いますので、まとめると、
・ 今年のジェフはたしかに強い(気がする)
・ しかし、まだこれから何が起こるかは分からない
・ 昇格に失敗する原因は無数にある
・ 一年間を通じてそれらをうまく回避していかなければ昇格は達成できない
・ このことを一番良く分かっているのがジェフサポーターである
ということです。

チームの好調がこのまま続けば、周りはもっと騒がしくなるかもしれませんが、それで浮かれていては「J2に5年間もいて何を学んだのか」と言われてしまいます。そもそも一度も昇格したことのない僕たちにとっては、どのくらい強くなれば昇格できるのかなんて分かりません。選手たちは分かっていると思いますが、昇格のためには、とにかく目の前の試合で勝ち点を積み重ね続けるのみです。サポーターも、選手たちが集中しやすいよう、変に浮かれたり周囲に惑わされたりしないようにしたいですね。まあ、J2で6年目なので大丈夫だと思いますが、つい浮かれそうになる自分への戒めも込めて書いてみました(笑)。

好きな子にちょっかい出したいんだったらもう少しうまくやろうよ、という話

開幕2試合目にして、初ゴール、初勝利、そして3度目のヤフー・トップニュース入りです。「今年のジェフは何かが違うぞ」と色々な人が思っているのではないでしょうか(もちろん皮肉です。)。


さて、日曜のファジアーノ岡山戦、僕はインフルエンザにかかってしまったためスカパー観戦だったのですが、(ちょっと意地悪に)振り返るとこんな試合でした。


前節栃木に完封負けしたジェフは、左MFに、チームの大黒柱・兵働選手でもワールド・谷澤選手でもなく(ちなみにどちらも柏から移籍してきてくれた選手)、柏から期限付移籍中のU-22代表・山中選手を引き続き起用。どちらもなかなか決定機を作れないストレスのたまる試合展開の中、高いシュート意識を再三見せていた山中選手が、後半34分に左足でズドン!強烈なミドルを決め、ふがいない戦いを続けるジェフを開幕2試合連続未勝利の危機から救ってくれました。


山中選手のように、才能豊かで将来性のある若手がレンタルで加入してくれると、どうしても完全移籍で獲得したくなるのがサポ心理。僕も「山中選手、帰らないで欲しいなー。SBと聞いていたけど、ジェフのどの選手よりも前目のポジションで期待できるじゃん」と心の中で呟いていました。


そんな折りに発生したのが、冒頭のヤフー・トップ入りした事件。なんと、サポーターが「300% ANTI KASHIWA」と書かれたタオルマフラーを山中選手に渡し、山中選手もそれに気づかないまま首にかけてインタビューを受けていたというのです。公式の発表には、ご丁寧に山中選手のコメントも載っており、「クラブからその話を聞くまで、全く気が付いていませんでした。柏レイソルは、僕を育ててくれたクラブですし、大事なクラブですので、そのような気持ちは全くありません。もちろん今はジェフの一員として、チームの勝利に貢献できるよう、精一杯頑張りたいと思います」とのこと。


なんでしょうね、この気分。まるで、自分の好きな子に憧れの人(仮にRさんとしましょう。)がいるので、その子の前でRさんの悪口を言ったら、「Rさんは、私に色々なことを教えてくれた大事な人なので、悪くは思えないわ」「もちろんあなた(僕のこと)もいい人だけどね」と言われてしまったような、やりきれない感じ。


タオルマフラーを渡したサポーターは、本当に余計なことをしてくれたと思います。


アンチ柏とか、世界三大カップとか、そういうプロレス的なノリも嫌いじゃないのですが、プロレスを真剣勝負と勘違いしてしまう人がいるのも事実。もう少し頭を使おうぜ、と思うと同時に、せっかく山中選手という若い逸材を今年は目の前で見られるわけだから、儚い夢と分かっていても、完全移籍の妄想をもう少しだけ長くさせて欲しかったなあというのが僕の意見です。

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