J2のチームに関連するニュースがヤフーのトップページを飾るのは、「カズに得点を決められたとき」か「関係者が不祥事を起こしたとき」と大体相場が決まっていますが、ジェフはこの3日間で二度もヤフーのトップを飾るという快挙を達成してしまいました(そういえば、去年、森本選手が加入したときもヤフーのトップになっていましたね。)。


今回の理由は、どちらかと言えば「不祥事」と言ってしまってよいでしょう。

一部のサポーターが開幕戦後にスタジアムに居残り、選手・監督の乗ったバスを囲んで足止めして鈴木監督と直接の話し合いを求め、クラブもこれに応じてしまったというのです。


僕も開幕戦には行きましたが、試合後の選手の挨拶の後すぐ駅に向かってしまったので、現場で実際に何が起こったかは知りません。ジェフ公式の発表スポニチの報道(どっちもバイアスがかかっている可能性がありますが。)から状況を推測することしかできませんが、非常に残念な出来事だと思います。


たしかに開幕戦から完敗を喫したことはショックですし、鈴木監督の2年目のシーズンであるにもかかわらず、去年からの課題がまだ改善されていないことが露呈してしまったことも残念でした。ふがいないチームに対してサポーターが何らかの手段で文句を伝えたいと思うことは自然なことで、ある人は試合終了前に席を立つことで、ある人は試合終了後にブーイングをすることで、それを表現したのだと思います。ここまでは、普通に良くあることです。


しかし、試合後のチームバスを囲むという行為は、やっぱり異常ですし、選手・監督のリカバリーや次の試合への準備の貴重な時間を奪うものであって、百害あって一利なしです。この点については、「バスを止めるという行為は二度とあってはならないことです」という島田社長の言葉に強く賛同します(仮に次節以降、ジェフの成績が上向いたとしても、「今回のことが起爆剤になった」などと考えて繰り返してはいけないと思います。)。今回バスを囲んだサポーターも、自分の知らないところでジェフのチームバスが囲まれていたら怒るでしょ?


一方で、ジェフの対応にも疑問に感じる部分があります。それは、なぜ鈴木監督をサポーターの前に出して(出させて?)しまったのかということです。今年のサポコミでの島田社長の「監督の仕事はピッチの中で結果を出すこと、皆さまからのご意見を監督に伝えるのは我々クラブスタッフの仕事」というコメントはなんだったのか。現場でどういうやりとりがあったのか公式のリリースからは残念ながら分かりませんが、信念をもってこう答えたのであれば、こんなところでいきなりぶれないで欲しかったです。


さて、今年のジェフのスローガンは「FUN!~勝利のために~」です。


実はこれは結構難解なスローガンだと思っています。というのも、「楽しむ」と「勝つ」という(場合によっては矛盾する)2つの要素が混ざっていて、人によって受け止め方が異なりうるからです。「勝利のために」という表現から、あくまで目的は「勝つ」ことであって、「楽しむ」ことはその手段(したがって、ただ「楽しむ」だけではダメ)なのだと思いますが、誤解を招きやすいスローガンだと思います。


いずれにしても、開幕戦では「勝つ」ことはもちろんできませんでしたし、悪天候が重なったとは言え、あの試合を「楽しむ」ことができた人も極めて少数だったのではないかと思います(栃木のサポーターにとっては楽しかったでしょうけどね。)。


次の試合は、もっとたくさんの人が楽しめる試合になって欲しいと思います。チームに期待するだけではなくて、僕も今年のジェフのサッカーが楽めるようにいっそう努力したいです。


まあ、勝とうが負けようが、ジェフのある生活は楽しいんですけどね。