(注) この記事には一部誇張と妄想が含まれています。


今年もこの季節がやってきました。そう、世界三大カップ戦の1つ、ちばぎんカップです(残りの2つが何であるかは、実は僕もはっきりとは知らなかったのですが、スカパーの実況によると、FIFAワールドカップとUEFAチャンピオンズリーグだそうです。スカパーが言うんだから間違いありません!)。

ついに第20回目を迎えたこの伝統の一戦、今年は大雪の影響で開催が危ぶまれましたが、地元の高校生や関係者の努力もあり、無事に開催されました。仮にちばぎんカップが開催されなければ、どれだけの経済的損失が発生したか分かりませんから、本当に良かったです。


僕は不覚にも録画観戦でしたので、簡単に試合経過だけを振り返ります。


2年ぶりのちばぎんカップ戴冠を狙うレイソルのネルシーニョ監督は、新加入のレアンドロ選手をスタメン起用するなど、ほぼベストの布陣。これに対して、ジェフの鈴木淳監督は、昨年3対0で圧勝している余裕からか、今年チームに加入したばかりの新戦力4名をスタメンに連ねる大胆な采配を見せます。


先制したのはレイソル。ジェフのCB大岩選手の胸トラップが大きくなったところを見逃さなかった工藤選手が、ボールを奪ってそのまま持ち込んで角度のないところからシュート。「プロになってから(こんなに)大きな試合は初めて」と試合後に語ったGK高木選手は緊張もあったのか、ニアサイドを抜かれて先制ゴールを許してしまいます。それにしても、この大舞台でのゴールは、工藤選手にとって自信になると同時に、ザッケローニ代表監督への大きなアピールにもなったことでしょう。


しかし、後半になるとジェフも怒濤の反撃を見せ、ケンペス選手が倒されて得たPKを自ら落ち着いて決めて同点。さらにプレッシャーをかけ続けると、ボールを奪われたレイソルのレアンドロ・ドミンゲス選手が高ぶる感情をコントロールできなかったのか、田代選手に肘打ちをお見舞いしてしまい一発レッドに(福島主審の毅然とした対応も印象に残ったシーンでした。)。2006年ワールドカップ決勝のジダン選手を彷彿とさせるまさかの退場劇で、大一番はますますヒートアップ。その後は、人数が一人多くなったジェフが攻勢に出ますが、必死に守るレイソルのディフェンスを崩すことはできず、決着はPK戦にもつれ込みます。


PK戦では、2人目の中村選手が失敗したジェフに対して、レイソルは5人全員が成功。きっとPK戦の練習も相当してきたのでしょう。悲願のタイトル奪還を果たしました。


ジェフにとって、あと僅かのところでビッグタイトルを逃してしまったことはショックですが、この敗戦の中から選手が学んで成長してくれれば、それも勝利に値するもの。オシム監督も「勝つことからは学べないことがある」と言っていましたね。中でも、この重要な一戦で非常に悔しい思いをしたであろう、大岩選手、高木選手、中村選手がこれをバネに成長してリーグ戦で活躍してくれれば、この敗戦も意味のあるものになると思います。

最後になりますが、今年もこの時期に大事な試合ができたことに感謝したいと思います。